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四葉のクローバー/晴れの国岡山から

「せーの、にんにく」

 たっくんがバーチャンの家に遊びに来ていた。お昼どきにテレビを見ていたら、「せーの、にんにく」と、司会者が声をかけると、その場のお客が「にんにく」と、声を合わせていた。
 たっくんは、すぐにまねた。
「せーの、にんにく」と、言うのでジーチャン、バーチャンも笑顔で「にんにく」と言ってやる。
 ところが、これがおもしろくてたまらないようで「せーの、にんにく」と「にんにく」
を十回程やらされた。大勢で声を合わせることが新鮮だったのか。初めての唱和体験か。
 もう、そろそろ友達と遊びたい気持ちがめばえているのかな。
 たっくんは家ではテレビをあまり見せてもらえない。テレビが一台しかないのと、パパのパソコンのモニターと兼ねているからだ。
 ジーチャンの家では、教育テレビや子ども向けマンガなど見せる。夕飯を作る時間帯は、バーチャンもよくテレビにお守りをお願いしている。
 バーチャンは暇がある時で、たっくんが興味を示した時は絵本を読んでやる。
 ももたろうは、岡山人としては必須の絵本だ。つるの恩返し、うらしま太郎、舌きりすずめ、一寸ぼうしと何回も読んでいるうちに、たっくんが言った。
「たっくんはな、ひよこを助ける」
「はあ?」
 なるほど。つるを助ける、亀を助ける、すずめをかわいがる、こんな話を聞いてるうちに思ったんだね。
「たっくんは、エライね。ひよこを助けるんだね」
「うん、ひよこを助ける」
 すごーい成果だ。こうなったら、たっくんが覚え切るまでバーチャンは絵本を読んであげるからね。

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