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四葉のクローバー/晴れの国岡山から

光るものが好き

 たっくんには、十八歳の叔母さんがいる。この叔母さんはバーチャンの娘だ。若いので「お姉ちゃん」と呼ばせている。
 お姉ちゃんは、髪止めやペンダントやブローチをたくさん持っている。それらは、今の流行らしく、にせダイヤ(バーチャンはダイヤモニドと言う)をふんだんに使ってキラキラと輝いている。
「キラキラしすぎて品がねえで」と、忠告しても聞く耳持たず。
 たっくんは、お姉ちゃんが置いているアクセサリーがとても気になる。七色に輝くビーズの指輪を置いていたので、たっくんの親指にはめてやる。
「きれいじゃろう」
「うん」といってはしゃいでいる。指から落ちないように気にして親指を立てている。
 ある時は、バーチャンの髪止めをはずして自分の頭へ着けてくれと言う。たっくんの髪へ着けてやるが、直毛でまだ髪の量が少ないのでスルッと取れてしまう。それでも苦労して頭のてっぺんへ留めると何とか留まった。
 バーチャンがお出かけの時にはめていた時計にも興味を持った。時計の周りが金色に光っている。たっくんが、自分の腕にはめてくれと言う。はめてやるが腕が小さいので、時計がグルグル回ってしまう。
「たっくんダメだよ。バーチャンの大事な時計だよ」と言うママの一声で中止した。
「また、古い時計を探しておくからな」
 パパもママもお姉ちゃん達も、常に携帯電話を持つ時代となり、時計をはめている人が少なくなった。たっくんには時計が珍しかったんだね。
 もちろん、たっくんもおもちゃのケータイをゼロ歳から持っている。

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