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四葉のクローバー/晴れの国岡山から

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百鬼園随筆

百鬼園随筆
 岡山県出身の内田百の「百鬼園随筆」をインターネットで取り寄せました。楽天ブックスだと540円の本を1冊買うだけでも送料無料で手に届くのでありがたいです。読んだら次を買えばよいので、ツン読にならないところがさらにいいです。
 百鬼園随筆という題の通り「鬼」という字を使って、普通の人間とは少しかけはなれたおかしいところを真面目に書いているところが笑えます。今までに会ったことがないような不思議な人物が書かれています。
 内田百は、岡山市の酒造家の一人息子として生まれたので、お坊ちゃまの所があるように思いました。夏目漱石の門下に入り、芥川龍之介や鈴木三重吉などと親交を結んでいたそうです。東京大学独文科を出て、陸軍士官学校や海軍機関学校、法政大学でドイツ語を教えていました。その後昭和9年に文筆生活に入りました。
 岡山市出身ということで、岡山県では内田百の生誕100年に当たる1990年から「内田百文学賞」を募集しています。以前は2年ごとで長編小説も募集していましたが、今年から岡山が舞台か、岡山にかかわる人物、自然などを題材にした短編小説と随筆が募集されます。400字詰め原稿用紙20~50枚で、応募資格は不問。前回は県内外から147点が寄せられたそうです。締め切りは5月31日消印有効です。審査員は、小川洋子、奥泉光、重松清氏の3人です。問い合わせは、岡山県郷土文化財団(086-233-2505)まで。
 この本のカバー装画は、芥川龍之介の「百先生邂逅百先生図」となっています。この作品は昭和8年10月3日、三笠書房より刊行されたようでこの本は新潮社から平成14年に発行されました。
 解説は、川上弘美氏が書いています。この中で特に心に残ったのは、内田百が芸術院会員に推薦されて決まろうとした時に辞退した話です。「貧乏な自分には60万円の年金は有難いが、自分の気持ちを大切にしたいので、どんな組織にでも入るのが嫌だから辞退する」
 内田百の本をこれから少しずつ読んでいきたいと思います。

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